『ひかりの魔女』のイワシのぬかみそ炊きを試食しました-1 『ふじた』編
【ひかりの魔女のイワシのぬかみそ炊き】
立禅を修行する80代のスーパーおばあちゃんが活躍する小説『ひかりの魔女』(山本甲士著・双葉文庫)
の中で、主人公ひかりさんの得意料理として、イワシのぬかみそ炊きという料理が出てきます。
とても美味しそうに描写されていて興味を惹くのですが、わたくしもわたくしの周囲の人も
この料理を食べたことがありません。いったい、どこで味見することが出来るのでしょうか??
・・・と、著者本人(山本甲士さん)に質問メールをしました。
そのお返事が以下です。
<<< イワシのぬかみそ漬けは、福岡県北九州市小倉に伝わる料理です。私は学生時代から公務員時代にかけてこの地に住み、町の小さな総菜屋さんなどでよく買い求めました。とにかく飯が進む食材で、しかもEPAやDHAもたっぷりでいうことなしでした。最近では通販などもされているようですが、小倉以外ではあまり知られていないのが現状のようです。 取扱店をいくつか、お知らせしますね。
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11月8日のマヤカツ立禅部のアフター稽古では 上記 『ぬかみそだきのふじた』さんから取寄せした
イワシのぬかみそ炊きを、部員のみなさまと一緒に試食しました。
パッケージ(おもて)には 江戸時代から伝わる小倉名物ぬかみそだき (ぬかみそで青魚を煮込む)と、書かれています。
裏書きには・・
江戸時代に小倉城を築城した細川家、その後、国替えで小倉入りした小笠原忠真公も『ぬかみそだき』を好んでおり・・青魚、鶏肉、ちりめん、筍などを煮込んだぬかみそだきが食べられています。 ・・との事。
・1パックにつき直径3cmほどの丸々としたイワシが2尾入っていました。
・摩耶山での立禅稽古後に、美しい紅葉の屋外で頂きました(この時点でお味がアップ!)
・白米と、保温ポットに入れた温かい日本茶を用意。お茶漬け風でも楽しみました(劇ウマ)
・原材料は、国産イワシ、米ぬか、醤油、砂糖、黒酢、生姜、山椒、赤唐辛子です。
・口に入れると・・はじめは通常のイワシの煮付けの味と食感なのですが、少し遅れてぬかの風味が来る感じ。
このぬかの風味が、複雑で奥の深い風味で後を引きます。
・食べ始めると止まらない感じで、なるほど山本さんが『とにかく飯が進む』と、おっしゃっていたのには納得!
・一緒に試食した立禅部員さんは、お二人とも『ひかりの魔女』を読んで入会して下さった方々なので
主人公の得意料理、イワシのぬかみそ炊きにとても興味を持っており 実際に食べて その美味しさに感激していましたよ!