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高野山合宿後記

5月13日、14日の高野山合宿を無事に収功しました。
写真はブログに掲載しました

第2回高野山合宿レポート(令和5年5月13日・14日)

高野山は空海が開山した宗教都市です。
深い緑に囲まれ、勤行や鐘楼の祈りの音が常にあり、香の香り、僧侶の姿が当たり前にある静かな異世界です。 都市全体が祈りのための装置になっていて、立禅に取り組むには得難い環境です。わたくしがいつも楽しみにしているのは、宿坊の御住職さまに指南していただく阿字観の時間です。900年の歴史のある本堂にて多くの御仏像に見守られるようにして瞑想します。この行を、厳しい修行のようにとらえて行うのではなく、自らの心身を労り調える為に行えば良いとおっしゃいます。これは立禅や気功のルーツである導引術や養生の考え方に本質的に合一であると感じます。立禅や気功の源流は、僧侶や宗教家の行であったことは間違いないことですが、それが健康法として大衆化し、世俗化していったのです。わたくしたちは、普段は街場で忙しく暮らしていますが 時として環境を変え、静かな祈りと瞑想の時間を持つ。 これが養生の真髄ではないでしょうか。

・稽古時間では、導引術実技・気功鍛煉要領・八段錦実技をお伝えしました。

来年度も高野山合宿を開催します。どうぞお運びくださいませ。

 

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