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古代エジプト展@兵庫県立美術館を観覧しました

兵庫県立美術館での

古代エジプト展』を観に行きました。

平日でしたが、予約制の観覧で多くの方々が来ていました。美術の観覧は(現代美術を除く)平均年齢が高めかな。。と、感じることが多いものですが 今日は20~30代ぐらいの若いカップルも多かったのです。

・わたくしは、エジプト遺跡に刻まれるヒエログリフや、装身具のデザイン性が好きです。目に映る人体や動物をどう捉え、その世界観を通じ、視覚へと再構成する。その精神性はどのようなものなのか?

・ミイラの棺桶とか。豪華な副葬品とか。いろいろ展示されていますが、多くの人が立ち止まるのが、『ミイラの作り方・解説図』のところでした。わたくしも読みました。ざっくり言って、魚の解体(内臓を処理する)作業のようなものと、表皮の防腐処理、亜麻布で巻く作業などがあります。祝詞のような呪文を唱えながら作業するそうです。

・朽ちゆくはずの肉体を、

冥界へと旅立った魂の依代とする為に 黙々と加工する作業に従事する 

ミイラ職人の心持ちはどのようなものだったのだろうと 思わずにはいられない。 

ミイラ職人の目には、世界はどのように映ったのか?

写真は アヌビス

エジプト神話の冥界の神。「ミイラを布で包む者」の意味もあるとか。

ミイラ作りの神。ミイラを作ったり死者を冥界へと導く祝詞をあげたりする際には

アヌビスの仮面を被って作業が行われたという。

 

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