いいアドバイザーを見つけること
わたくしが 随分昔に購入した実用本で
今でも繰り返し使っている
『やさしい楽譜の読み方』(水谷友香・キッシー岸田共著 / 成美堂出版)というのがあります。
西洋音楽のキーや記譜法で、これどうだったっけ?
と、わからなくなった時に使う辞書のようなものなのですが。。
隙間ページに著者によるコラムが挟まっており
その中で印象的な話があります。
(以下抜粋)
・・・私がレッスンをしている教室でも、見学の帰りに
「じゃあ、少し演奏できるようになってからレッスンに来ます」という人がいます。
これは間違った考え方です。独学で少し音が出るようになってしまっては、
あとで正しいフォームに直すことのできないクセがついてしまっているものです。
独学で少し練習してからレッスンに来た人と、何もできないところからレッスンに
来ている人を比べると、後者のほうが格段に上達が早いというのは歴然とした事実です。
・・大切なのは、”まず、よきアドバイザーを見つけること”です。
いい先生(先輩)といわれている人が 必ずしも自分にもよいとはかぎりません。
いろいろと試行錯誤はあるでしょうが、自分にいちばん合うアドバイザーを見つけ、
適切なアドバイスを受け、いい演奏を目指すことが、上達への近道です
(以上)
芸事の道筋(階梯)にはある程度の共通性があるもので
上記のコラムの「演奏」を「練功」に変換すれば
わたくしの思うところ、そのままのように感じます。