時々ある質問「立禅と坐禅の違い」
『立禅(タントウ)と、坐禅はどう違いますか』
という質問を何度か受けたことがあります。
わたくしの場合は 機嫌が悪ければ こう答えます
『あなたの質問は、りんごとバナナはどう違いますか? と、尋ねているのと同じです。
(両方食べてみれば良いのでは?) 』
時間があれば こう答えます。
どちらも、心と体を平静な状態に向かわせ
ある一定の覚醒状態を作りだす効果がありますが
坐禅は仏教に基づく身体技法ですので、仏教が何のためにあるか(その教義)とゴールが同じです。
立禅は宗教ルーツというよりは、医術・仙術・導引術の系統ですね。
気の巡りを重要視します。
命とは何かという事に科学的(東洋的にではありますが)に迫ろうとします。
具体的な技法の違いとして、足裏が床につくかどうか。
が大きいように思います。
足裏を地面につけて立ちながら覚醒する事
と、足裏が宙に浮いた状態で覚醒する事には
身体に与える影響に違いがあるように思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
達人レベルになれば、坐禅と立禅でも同じ事でしょうが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もしくは
『わたくしは、坐禅はやった事ないし。生まれつき股関節が悪いので今後やるつもりもないです。
立禅は、股関節の悪いわたくしでも継続出来ているのは事実です・・興味があれば、両方体験して 自分自身で答えを出すのが確実ではないでしょうか?』
と言いますね。