50歳から元気になる生き方(まぐまぐメールマガジン過去記事より抜粋-6)
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立禅ナビゲーター通信4号(2020/07/27) より抜粋
【 目にウロコ!! の書評コーナー】 2枚目
わたくしにとって 為になる本 というのは
知らない事を教えてくれる・新しいものの見方を教えてくれる本 の事です。
『目からウロコ』との慣用句がありますが
わたくしの場合は 『目に新しいウロコ』 をつけてみたい。
こんな風に見えるウロコ、あんな風に見えるウロコ。
様々に試してみたいものです。
今回のウロコは・・・
武田邦彦『50歳から元気になる生き方』(マガジンハウス)
2020年で50歳になった わたくしにとって、最もタイムリーな本でした。
中身は・・
・人生100年時代を科学的に考えると、最初の50年は「生物として生きている意味のある時代」、
後半50年は「生物として生きている意味のない時代」である。
・最初の50年(第一の人生)と後半50年(第二の人生)では生きる意味が違う。
「動物の寿命の原則」から外れて生きているのが人間の第二の人生。
・生物に寿命があるのは、その絶滅を避けるため。有性生殖によって「異なる遺伝子同士が組み合わせる」
ことでモデルチェンジを繰返し地球環境の変化に対応して「絶滅を避ける」仕組み。
生物は有性生殖があり、寿命があることで絶滅を避けているのだから、死をことさらに恐れる必要は無い。
・生物の単位は個人でなく群れ。人間が生きている意味は次世代に命をつなぐこと。群れを大切にし、
「人の役に立つ」ことが長生きのコツ。自分本位に生きると「死のスイッチ」が入る。
第二の人生は、第一の人生以上に社会とのつながりを大切にする必要がある。
等々。
2020年を過ぎると、日本の人口のうち
50歳未満の女性の数と 50歳以上の女性の数が同数になる
と、書いてありました。
人生の前半組さんと(成長・就職・結婚・子育てなど)と、
それらを終えた後半組さんとが同数になるのに、
後半組さん達の生き方は手探りである。
平均寿命の伸び率と、社会の変化があまりにも早く急激なので、
個人の生き方の構築が追いつかず苦しむことになる。
という解説は、本当に納得のいくところです。
武田邦彦先生の著書は、脅したり煽ったりするのでなく、人はどのように生きるのが良いかということを 科学的に冷静に示唆してくれるので、とても助かっています。
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