養生訓を読む-2 養生する暇がない
【養生する暇がない】
引き続き、貝原益軒の『養生訓』(松田道雄・現代語訳)を読んでいます。
曰く、
<<(1713年当時の)現代人は仕事や主君、親に支えることに忙しく、養生するひまがないというだろう。忙しい現役世代の人間が養生の術などしては、からだがふやけて役立たずになると思うであろうが、そうではない。養生の術は呑気にぶらぶらするのが良いというのではない。心を静かにし、からだを動かすのが良いということだ。動くものは長持ちし、動かないものは命が短い <<
つまり。。
いつの時代でも(300年前でも21世紀でも)
現代人は忙しく、養生する暇がないのである。
日々忙しく過ごしているので、養生する暇がないのは 時代を超えた永遠の課題。
300年経ってでも未解決。
時代を超えた難問であるので、無理はせず、できることをほんの少しずつするしかないのでしょうね。
・食事の後は、座ったり横になったりせず、腹を撫でおろす。
・京門(左の脇腹、肋骨の下のあたり)を指腹でマッサージして、三百歩または5〜600メートル歩く(約10分間のウォーキング)
※食べてすぐ横になったり眠ったりすると消化しにくい。臓腑の隙間が詰まらないようにする。
等々。。